さくペラ

さくっとぺらいちというサイトのつづき

Web2.0時代のワークフロー

Web2.0が何をさすのかはさておいて、最近webに求められている「SEO」、「アクセシビリティ」、「ユーザビリティ」という3つのキーワードを満たすWebSiteを制作するのには、どうも従来のやり方では困難になってきたように思います。
プラス「CMS」特に「MovableType」用のテンプレートを作成する場合、かなりコーディング側の負担が増えてしまい、現在のワークフローでは破綻を来すような気がしてなりません。

従来のWebSite制作のワークフローは大まかに言って次のようなものだと思います。(1)要件定義、(2)サイトストラクチャーの設計、(3)各ページのワイヤーフレームの設計、(4)グローバルデザイン(UIデザイン)の制作、(5)デザインの横展開、(6)コーディング。

コーディングが、Fireworksから書き出してDreamweaverで整形する程度のものだったら、これでも上手く往くでしょう。
ただ、今おいらが悩んでいるのはコーディングに対する要件が「フルCSS」では無いにしろ「SEO」の部分を強く要求されている点にあります。

純粋に「SEO」対応させることを突き詰めて考えると、最初から「フルCSS」でコーディングして、htmlファイルの中は単純な構造のソースであることが一番なのですが、上のようなワークフローでやってしまうと、見た目重視のコーディングになってしまい、なかなかソースが綺麗になることはありません。「SEO」対策をすることで、レイアウトが崩れてしまうことも多々あります。

つまり、この作業手順ではWeb2.0時代のWebSiteを制作するのは難しいと言えます。

そこで、おいらが思ったのは、ワイヤーフレームができた段階で、デザインの部分をデザイナーに、コーディングの部分をコーダーというかフルCSSプログラマとあえて言いたいのですが、その人にお願いする。
デザインをやってもらっている間に、デザインに関係なく要素レベルでWeb2.0(ここではソースレベルでのSEO、ユーザビリティ、アクセシビリティを指す)に最適化したコーディングを行ってもらう。MTテンプレの場合、テンプレートタグもこの段階で入れ込んでもらう。
そして、デザインが確定したあと、その画像データをスライスして、ページにどんどん追加してもらう。
このやり方なら上手く行くのではないでしょうか、と思った訳であります。(軍曹)

結局、Web2.0はソースの骨格がしっかりしていないと絵に書いた餅になってしまいがちだから、骨格を先にコーディングしてもらって、デザイン要素をあとから追加する。そんなやり方なら上手く行くのではないでしょうか?

というか今ある案件もそういうやり方に切り替えようかな…んー今からじゃ遅いか…(遠い目)