ケータイエミュレータの本命か?
Firefoxのアドオンで「FireMobileSimulator」というのがあることを知りまして、早速試したのですが、これがすごいのです。
そんじょそこらのエミュレータよりもいい感じかも知れません。
このサイトの画面写真を取ってみました。
このような感じで見えます。かなり再現性が高いです。
ソフトウェアのダウンロードはこちらから
Fire Mobile Simulator
このエミュレータの印象について、以下まとめます。
1、ケータイサイトの構築において必要なキーになる機種のエミュレーションにしぼっている。
開発において重要なのは、「キーとなる機種でちゃんと表示できているか」「振り分けられるか」
なので、最大限そこが確認できれば良いのです。機種を網羅する必要はあまりありません。
ところが、i-mode以外の公式エミュレータは表示すら最新の機種に追いついていません。
これでは実機を買うしかテストのしようがないのです。そう言った状態がずっと続いていました。
そう言った意味で、新しい端末の表示に対応しているこのエミュレータはスバラシイです。
このエミュレータはiPhoneも対応しているのがすごいです。yahooにアクセスするとiPhone版で表示されます。
あと、特にj-phone/voda時代の危険な機種を網羅しているのがスバラシイ!
2、絵文字への対応
auの公式エミュレータだと、古い絵文字での表示にしか対応していません。
ですので、サイトの画面写真を取ろうにも、あとから絵文字の部分をphotoshopなどで差し替えるという作業が必要になります。
このエミュレータは最新の絵文字に対応していますので、そう言った手間も省けますし、表示テストもできます。
3、無料
ケータイのエミュレータは機能がショボイわりに有料の場合が多いです。
このエミュレータはかなりディープな対応(例えばWMLへの対応とか)をしている割に無料なのがスバラシイ。
4、その他豊富なエミュレーション機能
ケータイサイトのシステム構築で必要な情報の送信に対応しています。
詳しくは以下。
- [全キャリア]UID送信
- [DoCoMo]UTN送信
- [DoCoMo]iモードID送信
- [DoCoMo/Au]位置情報送信機能
- [SoftBank]端末製造番号送信
- [全キャリア]User-Agent偽装
- [全キャリア]各種HTTPリクエストヘッダのシミュレート
- 端末情報の追加・編集・削除機能
- Content-TypeのWMLとXHTMLをHTMLに強制変換(FirefoxのXML整形式チェックによる表示エラーを回避するため)
5、macでも使える。
ケータイのエミュレータはすべてwindows用なのですが、これはfirefoxのアドオンなのでmacでも使えます。スバラシイ。
どうでしょう、これはかなり仕事上で役立つとおもうので早速使おうと思います。
ただ、このエミュレータ精度が高いため、PCから見られてほしくないページにもアクセスされてしまいます。
こういったものが出てきてしまった以上、やはりIP制限をかけるしかないような気がします。テストサーバでこのエミュレータを使うイメージです。