さくペラ

さくっとぺらいちというサイトのつづき

海外モバイルサイトの今ってどうなっているの?

SmashingMagazineが海外のモバイルサイトについて紹介しつつ、設計指針等をまとめています。
Mobile Web Design Trends For 2009 - Smashing Mobile | Smashing Mobile

このサイトをみてまず思うのは

  1. 海外のモバイルサイトも日本並みに進化してきている
  2. 日本のケータイサイトとの違いって何なのだろうか?

というところです。

最近、日本のケータイがガラパゴスだといわれたりしていますけど、本当にそうなのだろうか?と思います。海外でもこれだけケータイサイト盛り上がってきてるじゃない!
日本のモバイルサイトをグローバルに対応することって可能なんじゃないか?と。

それは以前海外版モバゲーを取り上げた記事でも感じたことです。
海外のモバゲー「MobaMingle」 - さくっとモバイル
日本のケータイサイトをガラパゴス状態から脱して、海外標準にすればどうすれば良いのか、そんなことをうだうだまとめます。

今までの流れ

海外のケータイに搭載されているブラウザは、以前は細い回線かつWAP1.0ブラウザでした。(hdmlの発展系であるwmlによるコーディングによるサイトを表示する)
※海外で展開したi-mode端末は例外とする。

それがここ数年で3Gに移行し、ケータイもハイスペックになりフルブラウザを搭載するようになりました。operanetfront、もしくは独自ブラウザ(nokiaとかブラックベリー)です。
上記の記事に掲載されたエミュレータのリストを見ていただければわかると思います。
また上記の記事からリンクしてるサイトで、海外ケータイの画面解像度についてまとめたエントリーがあがっています。
Sender 11: Mobile screen size trends

フルブラウザに対する考え方の違い

ただここで日本と違うのは、日本のフルブラウザはモバイルブラウザで見れないPC用のページを見るためのものですが、どうも海外ではチープなwapブラウザに変わる新たなモバイルブラウザとして認知されているようなのです。

このあたりの調査データがあればよいのですが。いろんな記事を読んでいて、どうやらそういうことが原因なのではないかという思いにいたりました。

そうすると、つまり海外のモバイルサイトはフルブラウザ用サイトということになります。

やはり、PCのサイトを見れるといっても見にくいので、もっとケータイ端末に最適化されたサイトへのニーズがあるというところなのだと思います。

ガラパゴスから脱するには

モバイルサイトを作る際の設計思想やデザインなどはそのままで良いのだと思います。
今のソースに手を加えて、絵文字を使わずキャリア依存したコードを取り、その分をJSやアイコン画像で補填すれば、日本のモバイルサイトは海外端末を含めたフルブラウザ用のサイトに簡単に修正可能なのだと思います。

もちろん、キャリアの公式サイトはクローズドですけど、勝手サイトが当たり前になってきた今だからこそ、そういった方向性を目指すべきではないかなとも思います。