さくペラ

さくっとぺらいちというサイトのつづき

3GSMという見本市

フランスで第三世代ケータイの見本市3GSMというのが開かれていたのですが、やっぱり海外のケータイは面白い。
ノキアマイクロソフトが提携してMediaPlayerを搭載させるとか、モトローラがアップルと提携してiTunesを搭載させるとか動きがダイナミックです。キャリア支配という枠から外れて、端末メーカーとOSが主導権を握るというPCに近い世界になってきています。
PalmSourseがケータイ用のOSを開発したり、ほかにもシンビアンやWindowsMobileといったOSを搭載しているケータイばかり。BluetoothでPCと情報を共有化するあたりかなり実用的。つかもうスマートフォンPDAといえるでしょう。だからこそSONYはCLIEを日本でのみ展開することにした訳だし。

ま、遅かれ早かれ日本もそういう波に飲まれると思うのですが、そうなってくるとケータイを中心としたビジネスモデルも変わってくるはずです。
キャリアはPCでいうプロバイダー的な存在になり、一つの端末からキャリアを選択できるようになるかもしれません。
フルブラウザが搭載され、インターネットへの接続はパケット代定額になり(今もjigブラウザがあるけど)、今までのi-modeネットワークやWAP2ネットワークは形骸化すると思います。
そうなると、ケータイ用のNEWSサイトが一掃されるでしょう。情報料とりますからね。ケータイサイトは。
また、着うたサイトもなくなると思います。自分が買ってきたCDから着うた書き出しして、自分のケータイにダウンロードするような形が当たり前になるでしょう。
待ち受けサイトも微妙です。ケータイでgoogleのイメージ検索して気に入った画像を登録すれば無料ですから。

ケータイは情報やコンテンツを提供するビジネスモデルからECショップやオークションといったサイトの経営へと移行していくと思います。auは早いですよ。もうそういうサイト立ち上げてますからね。
ただ、PCのインターネットにアクセス可能になったケータイで果たしてヤフオクやamazonに立ち向かえるかどうか、といったらやはり微妙といったところでしょう。

つまりPCのインターネットにはない部分で勝負をするしかない思います。カメラ機能、GPS機能そしてモバイル性をうまく利用した情報サービス/コンテンツが生き残っていくでしょう。そういう意味でEZナビウォークは凄いなあと。やっぱりauはよく考えているなぁ…。