さくペラ

さくっとぺらいちというサイトのつづき

鋼の錬金術師-シャンバラを征く者

新しい管理画面からの初投稿です。まだβ版ですけどね。
今TV版〜映画版までを読了致しました。本当に漫画とは完全にパラレルワールドと言った感じで、TV版はさらにパラレルに現実世界があるという設定が面白かったです。

しかし、よくここまで設定を組み替えたのに、物語が破綻しなかったなぁと思いました。全ての辻褄を合わせつつ、場所によっては漫画よりも説得が増すように再構成されていて、凄かったです。
イズミの師匠のダンテと言う存在は漫画では出てきてないですが、かなりあのキャラクターがいたためにしっくり行った気がします。
漫画ではホーエンハイムがそのポジションにいるんですが、ホムンクルスを使って賢者の石を錬成する理由は全くダンテと違うような気もします。そのあたりの話はこれからでてくると思いますが。

TV版ではホムンクルスが生まれる理由というのが、人体錬成に失敗してこの世に生み出されるというものでしたが、漫画版ではその設定がまるで違います。ホムンクルスとは賢者の石そのもののこと。
TV版の設定変更のおかげで、漫画版ではほとんど出てこないスロウスが生きてきて良かったです。ラストのストーリーもかなり深みを増した気がします。

あと、TV版ではキンブリーがかなり重要な立ち回りをしました。漫画版ではまだ幽閉されているので、この後どうなるか見物ですね。

ああ、全然映画版まで話が行かないですね。「シャンバラを往く者」はうまくナチスと話を絡められたと思います。何でTV版の最後の飛ばされ先が1920年代のドイツなんだろうなと思ったんですけど…。
ノリ的にはルパン三世のスペシャル版とかラピュタ当たりに近いかなぁ。戦争に勝つためにユートピアの戦力を手に入れる的な所が。
全体の話として重要なのはアルとエドの再開、エンヴィーとホーエンハイムの遺恨の決着(TV版ではホーエンハイムが人体錬成を失敗して生み出したホムンクルスがエンヴィーという設定になってます。漫画版のエンヴィーはクセルクセスの魂の集合体。)あたりでしょうか。しかし、ウィンリイがかわいそうだよなあ、あの終わり方だと…。

一番気になるのは結末を迎えたTV版の設定がどこまで漫画版に影響するのかという所ですね。特にスカーの腕の謎。TV版では同胞の魂まで宿る賢者の石として錬成された腕でしたが、漫画版にもその設定が影響するのかとか。真理の扉の謎。向こう側が現実世界に繋がっているという設定は漫画版とは違いますが、漫画版はどうなのか。あと蛇と十字架の紋章の謎。ダンテが出てくるのかなぁ。ホーエンハイムの目的の謎。TV版ではかなり良い人的なポジションだったからなあ。

まだまだ終わりそうにないですね〜