さくペラ

さくっとぺらいちというサイトのつづき

まだまだ続くアトランティス熱

ギリシャに行ってきましたよー。良かったぁ。本当に。古代都市を回ってきました。アテネ、デルフィ、ミケーネ。
いろいろな遺跡を見て新たな発見も。

特にアトランティスと関連が深いとされているミケーネ。アテネがギリシャ一帯を支配する前、アガメムノン王の代までギリシャを支配していました。アガメムノンがトロイ戦争に勝利した後、奥さんに殺され、血で血を洗う争いに突入していきます。その後「海の民」(おそらくフェニキア人)によって略奪され、暗黒時代に突入していきます。フェニキア人の覇権時代だったのでしょう。

そんなミケーネ(ミケナイ)が全盛だったのは紀元前12世紀。
BC15CからBC12Cにかけての出土品は実に面白いです。蛸の絵柄の彩文土器やヒエログリフをあしらったような彩文土器が多く出土しているのです。この頃はやはり、クレタ文明とエジプト文明との貿易が盛んだったのでしょう。一説にはクレタと戦争して占領したともされています。
あと気になるのは女神信仰(女神像)、数々の黄金の装飾品(アガメムノンのマスクなど)と、巨石建築物です。特にミケーネの宝物庫はかなり高度な計算をしてたてられています。ピラミッド建設に匹敵するかのような建築計算をしています。
女神信仰はアトランティスの影響とも考えられる節がありますし、黄金の装飾品の技術は素晴しく、またどこの黄金か分からない所もあります。アトランティスが西アフリカにあったとすれば、マリ王国近辺の金鉱から容易に金を採掘できたことでしょうけれども。

私が見てきたミケーネ遺跡の印象は完全に山城でした。麓に街が広がっていたんでしょう。だとするとかなりの規模の街だったように思います。あの城壁は何から守る物だったのか。アトランティスだったのでしょうか?それともアテネ?アテネの街掘ればこの時代の遺跡なんてごろごろ出てくるんじゃないかなぁ…。