さくペラ

さくっとぺらいちというサイトのつづき

英文法について::認知文法論を学ぶ

ジョージ・レイコフ氏の認知意味論(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4314005750/qid%3D1144648988/250-2717413-5202637)を知った私は、それを英語学習に応用している書籍がないものか一生懸命探しました。そしたら学術書の類ではなく、本屋の英会話コーナーにあったのです。

田中 茂範さんの「発想の英文法」という本です。(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872342402/qid=1144648823/sr=1-14/ref=sr_1_2_14/250-2717413-5202637
彼の理論は文型あるいは文になってない状態のカタマリ(チャンク)にも「コア」があるとする「コア」理論です。

この文法を知ることで、TO不定詞と動名詞のニュアンスの違いなどを知ることができましたし、自分の推論が間違ってなかったことが証明できてうれしかったです。

この考え方が、新しい英文法にふさわしいと今でも考えています。
また、彼は基本的な英単語についても「コア」(所謂スキーマ)を解き明かしていき、特に前置詞の考え方はかなり分かりやすくなっています。

余談ですが、彼が教鞭をとっているSFCに2回受験したけど駄目でした。(遠い目)
発想の英文法をベースに勉強し始めたのが一浪目の冬だったので、その年の受験には間に合いませんでした。

ただ発想の英文法と彼の英単語集では、マニアックな英文をわざと出してくる大学受験には圧倒的に情報量が足りませんでした。

彼の考え方を持って、独自に様々な構文を解析しつつ、様々な英単語のコアを明らかにしようとしたのですが、そこで思考がストップしてしまいました。
当時パソコンを所有していなかったし、とても一人で完結できる作業ではなかったから。

結局、コア理論の大学受験レベルに適応する方向はあきらめ、スキーマ理論を独自に応用しつつも、通常の受験勉強を行いました。
そして、何とか大学に受かるのですが、情報系の大学だったこともあり、だんだんと英語から興味がwebに移ってしまいました。(つづく)