さくペラ

さくっとぺらいちというサイトのつづき

ダ・ヴィンチ・コード

見てきましたよー、ダ・ヴィンチ・コード。ギリシャに行く飛行機の中で原作読んじゃったのですけれど、やっと映画も見れました。

ダ・ヴィンチ・コードって、かなり、アトランティスとの関連性が亡きにしもあらずというか、ニアミスしている部分が多いので、面白いです。
イリヤッドの入谷修三ってもともと「聖杯」伝説を研究していた学者さんだったのですが、ダ・ヴィンチ・コードはまさにその聖杯を追い求めるストーリーなのです。

漫画の中で入谷は学会から追放されたという話ですが、シオン修道会の謎ときに失敗してしまったのでしょうか。

後もう一つ、イリヤッドとニアミスするのが「テンプル騎士団」です。彼らは第一回十字軍に参戦した修道士件兵士で、エルサレムで何かというか聖杯を探すために拠点を築きます。そこで聖杯を彼らが見つけ莫大な富を手に入れ、それを元手に現在の銀行業務のようなビジネスを始めた人たちとして有名なのですが、ここで一つ引っかかることが。

ダ・ヴィンチ・コードではマグダラのマリアの子孫はメロヴィング朝の子孫としているのですが、どうも辻褄が合わないんですよ。聖杯がマグダラのマリアの子孫だというのであれば、テンプル騎士団が見つけた物は何なのでしょうか?イエスの子孫につながる手がかり?でも当時はDNA鑑定なんかできないから、手がかりだけでは説得材料になりません。子孫そのものでなければカトリック世界が築き上げた嘘を暴けません。

あと、メロヴィング朝はイエスを人だとする旧来のキリスト教(アリウス派)からカトリック(アタナシウス派)に改宗してしまうんですよ。マグダラのマリアの子孫がなぜカトリックと同じ歩調を合わせる必要があるのでしょうか?
なんかこの辺はフランス初めての王朝がイエスの子孫だったらいいなというフランス人の願望が入っているような気がします。
イエスの子孫はエルサレムにいたのではないでしょうか。マグダラのマリアの位牌とともにテンプル騎士団が持ち帰って、ローマカトリックを脅したのでは…。
結局彼らも言論操作で異端とされ、カトリックに虐殺される訳です。

また、彼らが崇拝していたバフォメッドとは当然マグダラのマリアだったと思います。女性信仰という意味での古代の思想を間接的に引き継いでいたのではないでしょうか?

メロヴィング朝を調べてるうちに、もっと面白い噂を目にしました。ポセイドンの子孫なのではと言う噂。ポセイドンがアトランティスの神だとすれば、彼らはアトランティス人の子孫だったりして、とか思ってしまいます。

マグダラのマリアと言えばティッツィアーノの力作が脳裏を掠めるのですが、彼もシオン修道会の一員だったのではないでしょうかと思ってみたり。